「冷たい物がしみる」「歯が痛い」といった症状はありませんか?それは虫歯のサインかもしれません。ごく初期の段階では自覚症状が現れない虫歯ですが、しみたり痛んだりする場合は、ある程度進行してしまっている可能性があります。進行した虫歯は自然治癒しません。これ以上悪化させないためにも、できるだけ早く治療を始めることが大切です。
気になる症状がありましたら、阪急宝塚線「服部天神駅」から徒歩10分、豊中市の歯医者「沢田歯科医院」にご相談ください。当院ではできるだけ痛みを抑える「無痛治療」に取り組んでいますので、歯科治療が苦手という方にも通いやすい歯科医院です。
虫歯の直接の原因は虫歯菌です。お口の中の虫歯菌がプラークを形成して歯に付着し、食べかすなどに含まれる糖分を分解し「酸」を出します。放っておくとこの「酸」がどんどん歯を溶かし、虫歯は進行していくのです。虫歯の進行段階は大きく分けて5つに分かれます。こちらではそれぞれの症状とおもな治療法をご説明します。
歯の表面のエナメル質の成分が少し溶け出し、白く濁って見える状態です。「しみる」「痛い」などの自覚症状はまだありません。
丁寧なブラッシングで汚れを落とし、フッ素塗布により歯の再石灰化を促すことで、治癒する可能性があります。
歯の表面のエナメル質が溶かされ始めた状態です。歯の表面が黒ずんだり茶色くなったりします。冷たい物がしみることがあります。
虫歯部分を削り、そこをレジン(歯科用プラスチック)で補います。
エナメル質の内側にある象牙質まで溶かされた状態です。冷たい物や甘い物がしみることがあり、痛みを感じるようになります。
虫歯部分を削り、削った量によりレジンを詰めたり、インレー(詰め物)を装着したりします。
歯の内部にある神経まで虫歯に汚染された状態です。何もしなくてもズキズキと激しく痛みます。
汚染された歯質や神経、血管などを取り除く「根管治療」を行います。治療後はクラウン(被せ物)を装着して歯の機能を回復させます。
歯の上の部分がほとんど溶かされた状態です。歯の神経が死んでいるので痛みはいったんなくなりますが、歯根の先に膿がたまるとふたたび激しく痛み出します。
ここまで進行してしまうと、ほとんどの場合は抜歯が選択せれます。抜歯後は入れ歯治療などを行い歯の機能の回復を図ります。
虫歯は重度になると抜歯が選択されます。しかしその一歩手前で、歯を残すことが可能となるのが「根管治療」です。抜歯をするとその部分の歯を支えていた顎の骨が痩せやすく、何らかの補綴(ほてつ)物で補わなければ、お口全体の咬み合わせのバランスをくずしてしまうことがあります。
そうならないためには、歯の根だけでも残す根管治療が非常に有効です。
歯の神経や血管が入っている「根管」はとても細く複雑な形状をしています。根管治療は、その部分から汚染された組織を除去し、洗浄・除菌して薬剤を詰める治療です。中に細菌を残してしまうと再発してしまい、次回こそ抜歯の可能性が高まってしまいますので、精密な処置が求められる治療です。